- ファクタリング会社ランキング >
- FXの少額取引はいくらから?手数料や最小通貨を徹底解説!
FXの少額取引はいくらから?手数料や最小通貨を徹底解説!
FXは外国為替取引を利用した投資で、取引通貨単位がFX会社ごとで異なる特徴があります。 一般的なFX会社では1万通貨を採用しているところも多く、米ドルであれば1万ドルが最小取引単位です。
2021年4月現在は1米ドル108~110円あたりが米ドル/円の相場なので、初期投資の費用として約110万円の日本円が必要となります。しかし、最近では10分の1の1000通貨で取引可能なFX会社も出ています。 10万円程度の出費で投資に参加できるため、ずいぶん敷居は低くなるでしょう。
FXの少額取引っていくら必要?
本記事では1,000通貨以下で取引できる会社を少額取引が可能なFX会社として紹介しています。
1万通貨を揃えるには米ドル/円なら100万円以上のお金が必要になりますが、1000通貨であれば10万円と少しのお金があればFXにチャレンジできます。10万円であればチャレンジしやすいと感じる初心者の方も多いのではないでしょうか?
初めてFXにチャレンジする場合、1000通貨が最小取引単位になっているFX会社を選ぶことがポイントになります。
具体的に1,000通貨はいくら?
1000通貨の場合、米ドル/円なら10万円を超える程度の金額で投資が可能であることが分かりました。
それでは、ほかの通貨ではどうでしょうか。
2021年4月19日現在のレートから、必要になるお金を計算してみました。
- 豪ドル/円(83円)=8万3,000円
- ユーロ/円(130円)=13万円
- トルコリラ/円(13円)=1万3,000円
米ドル/円と同じく、豪ドル/円やユーロ/円も1000 通貨であれば比較的チャレンジしやすいといえます。
1万通貨の場合、たとえば豪ドル/円であれば83万円が必要です。
必要資金が一気に増えて初心者がチャレンジしにくくなってしまいます。
レバレッジを駆使することでさらに少額での取引が可能
FXでは「レバレッジ」という仕組みを使うことで、さらに少額での取引が可能です。
レバレッジは「てこの作用」という意味合いがあります。
担保として預けた証拠金に対して、最大で25倍のお金を動かすことができます。
仮に米ドル/円でレバレッジ25倍の取引を行うとしましょう。
レバレッジ1倍だったときは1000通貨で10万円が必要でしたが、25倍のレバレッジを効かせれば25分の1の資金で10万円分の取引ができます。
必要になる資金はわずか4,000円です。
ただし、わずか4,000円の投資で損失も10万円と取引と同等です。
理論上は投資が可能ですが、ギリギリでの投資はあっという間に損失が膨らむ可能性があります。
1000通貨取引は結局いくらかかる?(米ドル円が100円だった場合)
- レバレッジ1倍なら10万円必要
- レバレッジ25倍なら4000円必要
※レバレッジはFX会社によっては自分で自由に設定できない場合もあるので注意!
少額でFX取引できるメリット
- 少額でFXにチャレンジできる
- 損失を最小限にできる
- 心理的な余裕ができる
- FXの経験を積める
少額でFXにチャレンジできる
すでに紹介したとおり、1000通貨単位であれば1万通貨単位のFX会社と比較して10分の1の資金でFX取引が行えます。
通貨ペアによっては1000通貨が数千円単位の場合もあり、生活するうえで発生した余剰資金を利用して始められるのがメリットです。
損失を最小限にできる
もし、最初に100万円前後のお金を投入して損失が発生した場合、半分を失ってしまうと50万円の損失です。
あるいは負け方によってはほとんどの資金を失う可能性もゼロではありません。
トレードに絶対はありませんから、初心者では大きな損失を出すこともあるでしょう。
少額取引で仕組みを理解することで、そこまでの大損になる可能性を未然に防ぐことが可能です。
最大でも10万円の損失と分かっていれば、精神的な余裕にもつながります。
心理的な余裕ができる
投資を行う場合、自分のお金を使うことによって、さまざまな心理的なブレーキが発生します。
たとえば「塩漬け」という行為があります。
損失が出ている株や取引について、損失確定させるのが怖いあまり、売却することなく持ち続けてしまうことです。
また、逆に少しでも利益が出ていれば、(本来ならもっと利益を得られる可能性があるのにもかかわらず)損失になる前に少しでも早く利益確定しようとする心理も働くことがあります。
いずれも「損が嫌だ」という人間の本能がそうさせると言われています。
一方で少額取引の場合、この恐怖心が少なくなることで、余裕をもった取引ができるのがメリットです。
100万円を投資して10%の損失だと10万円を失いますが、10万円なら1万円で済みます。
「損したくない」という心理的なブレーキが弱くなることで、適切なタイミングでの利益確定・損切につながることが期待できます。
FXの経験を積める
FXなどの取引では、大きな損失を出して、もう取引できない金銭的・精神的な状態に陥ることを「退場」と呼ぶことがあります。
この「退場」を防ぐためにも少額取引が便利です。
FXに関するノウハウ本が書店で簡単に手に入りますが、実戦経験がないと机上の空論になってしまって意味がありません。
少額であっても自分のお金を使うことで、身につけようという本気度も異なったものになります。
本には載っていない利益・損失が発生することで、本の情報が生の情報にアップデートされます。
より実践向きな知識を身につけられるでしょう。
しかし、1万通貨の取引では失敗の経験=損失が許容できない金額になることがあります。
失敗を次に活かす前に「退場」してしまうことも考えられるでしょう。
失敗を重ねて経験を積むには、1000通貨は丁度いい投資額といえるのです。
少額でFX取引するデメリット
1000通貨単位の取引であれば、1万通貨単位の10分の1になるため初心者でも気軽に投資が可能ですが、デメリットも少なからずあります。
- 利益額が小さくなる
- 緊張感が薄れることも
- レバレッジに頼ると追証・ロスカットにつながる
利益額が小さくなる
1万通貨と比較して、1000通貨は損失も10分の1ですが、利益も10分の1です。
1回の利益が小さいことで、「もっと大きな利益が欲しい」という心理状態になることが考えられます。
レバレッジを大きくすることで大きな利益を狙うことができるようになりますが、損失の可能性も上がります。
高レバレッジで取引したことで、かえって損失が大きくなる可能性もあるでしょう。
初心者の方の場合は大きなリターンを得ることではなく、いかに大きな損失を出さずにチャートの流れを読めるようになるかのほうが大切です。
最初は少額取引で成功体験と失敗体験を積み重ね、その後で慣れてきたら少しずつレバレッジを高くしたり投資額を増やしたりして自分流の投資方法を見つけていきましょう。
緊張感が薄れることも
1000通貨単位のFXでの損失は1万通貨の10分の1です。
最初はドキドキしながら取引していても損失の小ささから慎重さが失われ、慣れてくると分析が疎かになってミニゲーム感覚で投資してしまうこともあります。
FXはギャンブルとは違い、チャートのテクニカル分析を駆使することで相場の先読みも可能です。
しかし、単にマネーゲームになってしまうと先読みの技術も知識も身につきません。
単に2択を当てる丁半博打になっては意味がありません。
あくまでも投資ですから、いかに安定的に利益を得られるかを念頭に、1回の取引に集中することが大切です。
レバレッジに頼ると追証・ロスカットにつながる
レバレッジをきかせた取引では相場が逆行した場合はリスクが高まります。
少ない資金で目いっぱいまで使ってポジションを持ってしまうと、損失によって証拠金が尽きてしまうことがあるのです。
このような少額取引の際に気を付けるべきは「ロスカット」です。
FX会社によって「ロスカットライン」が定められており、このラインを割ると強制的にポジションが決済されます。
少額とはいえ、退場を防ぐためにはロスカットラインを意識した投資が必要です。
たとえば6万円の自己資金で5万円を使って、100万円分の米ドル(1ドル100円)の買いポジションを建てるとしましょう。
ドル円が98円になった場合は2万円の損失になり、6万円のうち3分の1が損失します。
さらに円高が進み、ドル円97円では3万円の損失になって資金の半分が含み損の状態です。
ロスカットラインが60%のFX会社の場合、ここでロスカットが発動してポジションは強制的に決済されます。
少額取引はメリットも多いが利益も少ない
今回は少額でFXを取引できるおすすめの会社を紹介しました。
1通貨から取引はできますが、将来的な利益の面を考えると1,000通貨程度取引するのが理想的。1,000通貨であればリスクとリターンのバランスが良く、緊張感をもって投資に臨めます。