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FXのスワップポイントとは?長期保有で稼ぐ方法を紹介
FXで利益を出す方法の1つにスワップポイントを利用した手法があります。 頻繁に通貨を取引せず、コツコツと利益を得たい人に向いています。
スワップポイントとは?計算方法や発生時間も解説
スワップポイントとは、簡単に説明すると2国間の金利差によって発生する利益のことです。
通貨の金利は国ごとにさまざまで、一律ではありません。
FXでは日本のような超低金利の国の通貨を売り、トルコや南アフリカのような金利水準が高い通貨を購入することで、スワップポイントと呼ばれる利益をポジション決済するまで「毎日」得られます。
- スワップポイントとは外貨預金の利息にあたるもの
- 金利が低い通貨を売って高い通貨を買うことで毎日利益が発生する
ただ持っているだけで一定の金利差分のお金を受け取れるのが、スワップポイントの大きな特徴です。
スワップポイントの計算式
スワップポイントで受け取れる金額については、各国の政策金利と為替レートが分かれば計算が可能です。
計算式は以下のようになります。なお、スワップ金利の計算では1年=360日として計算されます。
スワップポイント=数量×金利÷360日×円評価レート
たとえばA国の金利が10%で日本の金利がマイナス0.1%の場合、10.1%の金利差が発生します。
A国通貨の円評価レートが10円であるとき、1万通貨を取引したケースを式に当てはめると、得られるスワップポイントは以下のようになります。
スワップポイント=1万×10.1%÷360×10円=約28円
この例では、毎日約28円のスワップポイントを得られることになります。銀行の普通預金の金利が年0.001%であることを考えると、破格の利益といえます。
ただし、円評価レートは毎日変動するため、いつもこの通りのスワップポイントが受け取れるとは限りません。
スワップポイントが発生する時間
スワップポイントは、「ロールオーバー」という日替わりの処理を行う時間帯に、ポジションを保有していることが条件で発生します。
ロールオーバーの時間帯は早朝5:00~7:00あたりに設定されるのが一般的です。
スワップポイントで稼ぐ!2つの方法はこれ!
高スワップポイントの通貨ペアを選ぶ
スワップポイントを使って稼ぐために必要なことは、スワップポイントが高い通貨ペアの組み合わせを選択することです。
日本円は世界的に見ても金利が低いですが、そのほかにも米ドルなどメジャーな通貨は金利が低い傾向にあります。
一方、南アフリカランドやトルコリラなどの新興国や発展途上国の通貨は、先進国と比較して金利が高い傾向にあるのが特徴です。
つまり、多額のスワップポイントを得るためには、先進国の通貨を売って新興国の通貨を購入するのが近道です。
例として、下記のような通貨ペアだとスワップポイントが高くおすすめです。
- トルコリラ/円
- メキシコペソ/円
- 南アフリカランド/円
ユーロ円に注意!
通貨ペアを選ぶ時に特に気をつけたいのがユーロ円です。
一般的にどの通貨ペアでも、買いスワップがプラスの値、売りスワップがマイナスの値になることがほとんどなのですが、ユーロ円は逆で、買いスワップがマイナスの値、売りスワップがプラスの値になります。
他の通貨と同じ感覚で取引を進めると、思いがけずに損をすることになるので注意しましょう。
スワップポイントが高いFX会社を選ぶ
2つ目のポイントは、スワップポイントが高い会社を選ぶことです。
スワップポイントの設定はFX会社ごとに異なるため、同じ通貨ペアでもFX会社によって受け取れるスワップポイントが異なります。
FX会社によっては他社との差別化のために、赤字覚悟でスワップを提示することもあるのです。
スワップポイントによる取引をメインにしたい場合、以下で紹介するFX会社を選ぶことをおすすめします。
スワップポイントの注意点・デメリットに気をつけて!
スワップポイントはメリットが大きい制度ですが、良いことだけではありません。
これから紹介するデメリットがあることを理解しておきましょう。
- 高金利通貨では為替差損が発生する恐れあり
- スワップポイントはもらうだけでなく支払うこともある
- スワップポイントは日々変動する
- スワップポイントは受け取った時点で課税対象
高金利通貨では為替差損が発生する恐れあり
スワップポイントを目的とした取引の場合、誰もが注目するのが「南アフリカランド」「トルコリラ」「メキシコペソ」などの通貨でしょう。
しかし、スワップポイントの魅力と引き換えに「為替変動」によるリスクが大きい点には注意が必要です。
高金利通貨はドルやユーロ、円などと比較して取引量が少なく、為替が急激に変動することがあります。
相場が下落して損失が発生した場合、口座の残高が必要証拠金を下回ると強制決済(ロスカット)になります。
スワップポイント以上の損失を受ける可能性もあることは知っておく必要があります。
暴落局面を見据えて、証拠金維持率をできるだけ高くすることが大切です。
スワップポイントはもらうだけでなく支払うこともある
スワップポイントの欠点は、受け取るだけでなく支払うこともあるという点です。
金利が高い国の通貨を売却して日本のような低金利の国の通貨を購入する場合、金利差の分だけスワップポイント支払いが発生します。
スワップポイントは日々変動する
スワップポイントは会社ごとの違いだけではなく、毎日少しずつ変動しています。
ある日のスワップポイントが50円でも翌日には45円になっていることもあります。
毎日同じスワップポイントではないことは知っておきましょう。
あまりに大きな為替変動があった場合は、事前予告なしにスワップポイントが変更になる可能性もあります。
自分がメインで取引したい通貨がどのくらい変動があるか、調べておくと取引の参考になるでしょう。
スワップポイントは受け取った時点で課税対象
スワップポイントに限った話ではありませんが、金融商品の売買などで得た利益のうち20.315%が課税対象になります。
スワップポイントも、もちろん課税の対象です。
個人口座の場合、受け取った時点で課税対象になります。