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FXのスキャルピング手法徹底解説!禁止される理由やおすすめの方法は?
FXをやっている人であればスキャルピングという言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、言葉の意味が分からなかったり、自分には出来ないと思って避けている人も多いかと思います。
そこで今回は、FXにおけるスキャルピング手法について初心者でもわかりやすく解説いたします。
また、スキャルピングはFX会社によっては禁止される手法でもあるため、なぜ禁止されてしまうのか、その理由についても解説します。
スキャルピングに興味のある人は最後まで読んでみてください。
FXにおけるスキャルピング手法とは?
まずは、スキャルピング手法とはどのようなものなのかについてその特徴について見ていきましょう。
スキャルピング手法の特徴
スキャルピング手法には以下の4つの特徴があります。
1.短い時間で取引が完結する
2.メンタル面が安定しやすい
3.利益と損失が小さい
4.初心者では難しい
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
短い時間で取引が完結する
スキャルピング手法の最大の特徴が、一回の取引が数秒~数分と非常に短いことです。
短時間で短い取引を繰り返しながら利益を積み重ねていくのがスキャルピングのため、短時間でどれだけたくさんの取引を繰り返して利益を積み重ねていくのかが重要になる手法です。
メンタル面が安定しやすい
スキャルピングは一回の取引が短いということもあり、メンタル面が安定しやすいという特徴もあります。
スイングトレードなどの場合、日をまたいでポジションを持ち続けることが多いため、含み損が出ていたりすると寝れない、頻繁にポジションの状況が気になってしまうなどメンタル面に大きな負担が出てしまいがちですが、スキャルピングは自分がチャートと向き合っている時間内で取引が完結する手法のためメンタルが比較的安定しやすいのでメンタルを安定させたい人におすすめです。
利益と損失が小さい
スキャルピング手法の場合、1回あたりの利益や損益は小さい特徴があります。
理由は、取引が完結するまでの時間が短いために為替相場が大きく動くようなことが起こりにくいからです。
もちろん、何か突発的な金融危機や為替変動が起こりやすい経済発表時にトレードしていれば大きな変動に巻き込まれる恐れはありますが、通常時であれば数秒~数分間の間にロスカットまで行くような為替変動は起こりにくいです。
初心者では難しい
スキャルピングは短いトレードを繰り返す手法のため、初心者には難しい手法でもあります。
短時間で売買判断をしなければいけないので、通貨が今後どのように動くのか・どこで決済すればいいのかということを常に考えながら瞬時に決済していかなければなりません。
このような判断をしていくのはFX初心者には難しく、なかなか成果を出せないことが多いです。
スキャルピング手法のメリットとデメリット
ここでは、スキャルピングのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
スキャルピング手法のメリット
スキャルピングをするメリットは以下の3つです。
1.短時間で利益が出る
2.為替変動に巻き込まれにくい
3.取引が当日に完結するのでメンタル面が安定しやすい
短時間で利益が出る
特徴でも解説しましたが、スキャルピングは1回の取引時間が短いため、上手くトレードすれば短時間でそれなりの利益を出すことが可能です。
また、仕事の合間や隙間時間を利用して何度もトレードできるので、資金回転率も高く忙しい人にもメリットがあります。
為替変動に巻き込まれにくい
スキャルピングは1回の取引時間が長くても数分で完結するため、為替変動に巻き込まれにくいメリットがあります。
そのため、ロスカットにあう危険性がないため、しっかりとした損切ルールさえ設定しまえば、損失も一定水準に保ちやすいです。
ロスカットとは、為替変動などにより大きな損失が出た場合、FX会社があらかじめ規定している証拠金維持率以下になった場合に顧客の資産を守るために強制的に決済する仕組みのことです。
取引が当日に完結するのでメンタル面が安定しやすい
「今保持しているポジション状況が気になって眠れない」というトレーダー特有の悩みをなくしてくれるのもスキャルピングのメリットです。
特に為替市場が動く時間帯はロンドン市場やニューヨーク市場が開いているときであり、日本では夜から深夜にかけての時間帯です。
そのため、デイトレードなどの場合ポジションを次の日に持ち越すことが多く含み損が出ている状態だと値動きが気になってしまい寝れなくなってしまうこともよくあります。
しかし、スキャルピングであれば短時間で取引が完結するので寝る前にポジション整理をすることができ、ポジション状況を気にする必要がないため、メンタル面においても安定しやすいメリットがあります。
スキャルピング手法のデメリット
次はスキャルピングのデメリットについて見ていきましょう。
デメリットは以下の3つです。
1.スプレッドが利益に大きく影響しやすい
2.約定力に左右されやすい
3.通信環境に左右されやすい
スプレッドが利益に大きく影響しやすい
スプレッドとは、「買値」と「売値」の差であり実質的なFXの手数料といわれるもので、FX会社の公式サイトで「スプレッド0.3銭」と表記されているものです。
スプレッドは1回の取引に対して発生するものなので、短い取引を繰り返して稼いでいく手法なのでスプレッドが積み重なる傾向があります。
仮にスプレッドが広い会社で取引を繰り返すとスプレッドが積み重なって実質的な利益が少なるのでスプレッドが狭い会社を選ぶことをおすすめします。
約定力に左右されやすい
スキャルピングは一瞬の値動きが利益に大きく影響する手法ですので、FX会社の約定力に左右されやすいというデメリットがあります。
約定力とは、「トレーダーが注文した価格で注文を成立させる力」のことであり、注文が思い通り通らずに約定した価格がずれることを「スリッページ」といいます。
このスリッページが多い会社は約定力が低いといえますので、小さな利益を積み重ねていくスキャルピングには不向きです。
口座開設する際は、必ず約定力の高い会社を選ぶようにしましょう。
通信環境に左右されやすい
これは、選ぶFX会社に関係することではありませんが、スキャルピングは短時間取引のため、通信環境が悪いと約定に影響が出て思わぬ損失が出てしまう可能性がありますのでスキャルピングをするのであれば通信環境を整えておきましょう。
スキャルピング手法と他の手法との比較
手法の種類 | ||||
手法名 | 1回の取引時間 | 回数 | 平均利幅 | 為替変動リスク |
スキャルピング | 数秒~数分 | 数十~数百回(1日あたり) | 1~10pips | 小 |
デイトレード | 数分~数時間 | 数回(1日あたり) | 10~100pips | 小 |
スイングトレード | 数日~数週間 | 数週間に1回 | 500~1500pips | やや大 |
ポジショントレード | 数週間~数か月以上 | 数か月に1回 | 1000pips~ | 大 |
※上記の表は一般的な目安であり、実質的な数値とは異なる場合があります。
FX手法を選ぶ際に注目すべきポイントは、取引時間が短くなればなるほど取引回数が増え、利幅が小さくなり、為替変動リスクも小さくなるということです。
スキャルピングに向いている人・向いていない人
ここでは、スキャルピングに向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれみていきましょう。
スキャルピングに向いている人
スキャルピングに向いている人は、以下の4項目に当てはまる人です。
1.毎日取引できる人
2.隙間時間に利益を出したい人
3.投資経験が豊富な人
4.機械的なトレードを繰り返すことが出来る人
スキャルピングに向いていない人
スキャルピングに向いていない人は、以下の4項目に当てはまる人です。
1.少ない取引で大きな利益を出したい人
2.機械的なトレードが苦手な人
3.FXをする時間をあまり確保できない人
4.投資経験が浅い人
スキャルピングが禁止されやすい理由とペナルティは?
短期間で稼ぐことが出来るスキャルピングですが、FX会社によっては禁止されているなどということをよく耳にします。
しかし、実際は禁止されているわけではなく、短時間での注文を繰り返し行う行為を禁止しているのであってスキャルピングを禁止しているとはどのFX会社にも明記されていません。
そこでここでは、短時間での注文を繰り返し行う行為をなぜ禁止しているのかについてその理由と禁止行為をしたことによるペナルティについて解説します。
短時間での注文を繰り返し行う行為を禁止する理由
カバー取引が間に合わない
まずは、カバー取引について解説します。
カバー取引とは、トレーダーの注文を受けてそれをFX会社が対応取引することをいいます。
例えば、トレーダーが米ドルをFX会社から購入したとします。
すると、FX会社は米ドルを売って市場から米ドルを購入するという流れなのですが、トレーダーが短時間で注文を繰り返すと、短時間にたくさんの注文がFX会社に入るためその対応が間に合わず、FX会社が損をするリスクが高くなるため、短時間での注文を繰り返し行う行為が禁止されているわけです。
サーバーへの負担が大きくなりやすい
もうひとつこれは当たり前のことですが、スキャルピングのような超短期取引が増えると注文の数が莫大に増えるため、FX会社のサーバーに大きな負担がかかり取引に影響が出てしまいます。
そうした取引への安全性が確保できなくなることも懸念されるため、禁止しているのではないかといわれています。
短時間での注文を繰り返し行う行為で口座凍結!?
スキャルピングが、「短時間での注文を繰り返し行う行為」に該当するのであれば、禁止行為をしたことになり最悪口座凍結される恐れがあります。
口座凍結とは、取引が出来なくなることであり、凍結期間や凍結解除条件はFX会社によって違うため確認する必要があります。
絶対に口座凍結になりたくない場合や、スキャルピングが禁止行為になるかどうか不安なひとは口座を複数に分けておき口座凍結されても大丈夫な対策をしておきましょう。
スキャルピングで負ける理由と勝つ方法
ここでは、スキャルピング手法で負けてしまう理由とどうすれば勝てるようになるのかについて解説します。
スキャルピングで負けてしまう理由
スキャルピングで負けてしまう理由としては以下の4つの理由が挙げられます。
1.ボラティリティが小さい通貨や時間帯を選んでいる
2.機械的なトレードが出来ていない
3.1度の取引で大きな利益を取ろうとしている
4.通信環境が良くない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ボラティリティが小さい通貨や時間帯を選んでいる
ボラティリティが小さい場面で取引してしまうと値動きが小さいだけでなく動きも安定しないため、予測しづらく負ける確率が上がってしまいます。
そのため、ボラティリティが小さい場面や日本時間の午後など取引量自体が少ない時間帯は取引しないことをおすすめします。
機械的なトレードが出来ていない
スキャルピングに限らず投資はいかにルール通り機械的にトレードできるかが勝負の分かれ目になりますが、スキャルピングは特にルール通り機械的にトレードできなければ勝つことができません。
「もう1pips上がったら」、「もう少し待ったら含み損が0になるのでは」などの感情が入った時点で正しい判断が出来ず結果負けてしまうことが多いのでルールに従ってトレードできるように訓練する必要があります。
1度の取引で大きな利益を取ろうとしている
スキャルピングは、1度の取引で狙う利益は、多くても10pips程度といわれています。
それ以上の利益を狙うことはスキャルピングには不向きですので、1度に50pipsとかを狙うのではなく、10pipsを5回という考え方でトレードするようにしましょう。
通信環境が良くない
スキャルピングは通信環境に左右されやすいため、電波が悪いところやインターネット速度が安定しない環境でトレードすれば思い通りに注文を出すことができなくなりますのでスキャルピングをする際は、通信環境を整えるようにしてください。
スキャルピングで勝つ方法
ではどうすればスキャルピングで勝つことができるのかその方法について以下にまとめました。
1.ボラティリティが大きい通貨や時間帯を選ぶ
2.トレンドを見極めて取引する
3.機械的なトレードをする
4.スプレッドが狭い会社で取引する
5.通信環境を整える
6.一度に大きな利益を狙おうとしない
ボラティリティが大きい通貨というのは、ドル円やユーロ円などいわゆるメジャーな通貨が該当します。
また、時間帯は日本時間でいう「16~21時」「21~翌5時」などがボラティリティが大きい時間帯なのでサラリーマンの方は仕事が終わってから寝るまでの時間がおすすめです。
機械的なトレードはエントリーするタイミングはこういう条件が重なったとき、損切は-5pipsで利益は+10pipsというようなルールを決めてそれを淡々と繰り返すようにしましょう。