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ファクタリングとは?初めての方にもわかりやすく解説
事業経営者にとって日々の資金繰りは最も頭を悩ませます。事業資金の不足は最も不安な永遠の課題です。資金繰りを立てる際には、融資や借入、キャッシングなどお金を借りることが先に思い浮かぶかもしれません。
しかし、借入金によってまかなうことが最善の策とはいえません。日本の中小企業の資金調達の手段として真っ先に使われるものが「融資」「借入」ですが、これはつまり「借金」です。
借金ではない方法で現在のつなぎを解決できれば、それができる方法がファクタリングです。
ファクタリングとは?
企業の資金調達手段として近年注目されているのが「ファクタリング」です。インターネット広告などで盛んに宣伝されており、大小様々なファクタリング会社が誕生しています。
大手銀行や地方銀行などでも取り扱いを行う先も増えているファクタリングとはどのようなものなのでしょうか?
通常、企業間の販売・仕入では資金取引ではなく「掛け」によって売買が成立します。「掛け」により「売掛債権」が発生しますが、売掛債権の支払いのタイミング、サイトの長さにより、実際に資金化できるまでのはタイムラグが発生することになります。
つまり売上が上がっていても、実際に手元に現金となるには一定の期間が必要となるわけです。状況によっては、これが企業の資金繰りに悪影響を与えることもあります。
これを解決する手段のひとつが「ファクタリング」です。
ファクタリングとは、未回収の売掛債権をファクタリング会社が買い取るサービスです。
売掛債権を買い取ってもらうことで、即座に売掛金を現金とすることができ、その現金を資金繰りに活用することができるのです。
ファクタリングを解説!
売掛金が現金として手元に来るまでには時間がかかります。そのタイムラグがあるからこそ「資金不足」に陥る期間が出てしまいます。例えば、通常の買い物のように商品の提供と代金の支払いが同時進行だと問題はないはずです。
しかし、事業主と取引先の関係であれば商品の提供から代金の支払い、つまり売掛金の入金までには通常は1ヶ月程度かかっています。
商品を提供している以上そこにはコストがかかっています。ところが実際にその商品の代金を受け取るのは1ヶ月後となれば、「商品準備のための費用」「人件費」「商品の価格」など多くのコストを支払った状態で待たなくてはなりません。
つまり、500万円の商品を提供して支払いが1ヵ月後になると、1ヶ月の間は500万円が「どこにもない」状態です。
その「どこにもない状態」が資金不足に陥る期間です。売掛金の入金があれば万事解決、しかしそれまでの期間が持たないという事業者(特に中小・零細企業など)は少なくありません。
ここにファクタリングが加わるとどうなるのでしょうか?
1.事業主が商品を提供
2.ファクタリング会社が事業主に売掛金の支払い
3.取引先が事業主に売掛金の支払い
4.事業主が回収した売掛金をファクタリング会社に支払い
上記のように、1ヶ月の待ちがなくなることがわかります。
このようにファクタリング会社が取引先に関与しないシステムを「2社間ファクタリング」といいます。2社間とは「事業主と取引先」「事業主とファクタリング会社」の関係だけということです。
また、3社間ファクタリングもあります。「事業主と取引先」「事業主とファクタリング会社」そして「取引先とファクタリング会社」です。売掛金をファクタリング会社が取引先から回収することとなります。
売掛金で発生するタイムラグ
借金ではなく資金を調達できればそれに越したことはありません。しかし売掛金の入金はまだ1ヶ月も先のことになる、そのような状態にある中小企業も多いのではないでしょうか?
売掛金とは?
代金を後で受け取る約束のもと、商品を販売すること。またはそのための代金そのもの。さらに簡単に言えば「ツケ」と同様です。例えばなじみの店でツケがきくとしましょう。飲食をしてツケをする、つまり商品を先に販売し代金は後日支払うということです。それが売掛金と同じものです。
しかしこれでは資金のタイムラグが生まれます。
売掛金の入金は1ヶ月から40日ほどというのが一般的です。つまり、商品の提供もしくは請求書の発行を行ってから実際にその代金を受け取るまでに1ヶ月から40日ほどがかかることになります。
売掛金入金までの間、それが資金繰りの不安に陥りやすい時期でしょう。「この売掛金さえあれば…」と、つなぎ資金調達に事業者は頭を悩ませます。その悩みをファクタリングというシステムが解決してくれます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリング
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があります。
その名の通り「2社(自社・ファクタリング会社)」で取り扱うか、「3社(自社・売掛先・ファクタリング会社)」で取り扱うかの違いです。
2社間ファクタリングの流れ
1.商品・サービスの販売で売掛債権が発生する
2.自社とファクタリング会社でファクタリング契約を締結する
3.ファクタリング会社から自社に売掛債権買取金が支払われる
4.売掛期日に売掛先から自社に支払いが行われる
5.自社からファクタリング会社に売掛金額を支払う
3社間ファクタリングの流れ
1.商品・サービスの販売で売掛債権が発生する
2.自社・売掛先・ファクタリング会社でファクタリング契約を締結する
3.ファクタリング会社から自社に売掛債権買取金が支払われる
4.売掛期日に売掛先からファクタリング会社に売掛代金の支払いが行われる
2社間ファクタリングではファクタリングの利用が売掛先に知られることはありません。ただしその分、ファクタリング会社のリスクが大きくなりファクタリング手数料などが高くなっています。