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FXとは?利益が出る仕組みを初心者にも分かりやすく解説!
FXを始めたいけれど、正直よく分からないという方へ。そもそもFXとは何か?という疑問にお答えします。最初はいくらから始められるかなどの基礎知識や、利益が出る仕組みについて初心者にも分かりやすく解説します。
※本記事はFXで必ず利益を生む方法を紹介するものではありません。
FXとはそもそも何?初心者にも分かりやすく解説
FXはForeign exchangeの略で、外国為替証拠金取引のことです。
2つの国の通貨を交換する際に発生するお金を利益として得る仕組みになっています。
FXでは元手となる資金(証拠金)を使用して取引を行います。
証拠金は担保金のような扱いのため、トレーダーが実際に現金のやり取りをおこなうわけではありません。決済を行ったタイミングで、損益のみが証拠金に上乗せもしくは差し引きされます。
FXではレバレッジの仕組みを利用することで、証拠金として用意している金額以上の外貨の取引が可能です。そのため、少ない元手から大きな利益も狙うことが可能になっています。
FXに関わる円高・円安とは?
FXには円高・円安が密接に関わってきます。
円高とは円の価値が上がること、円安とは円の価値が下がることです。
例えば1ドル=100円だったものが1ドル=90円になったとき。
1ドルを買うのにより少ない円で済む=円の価値が上がったことになるので、これを円高といいます。
反対に1ドル=100円だったものが1ドル=120円になったとき。
1ドルを買うのにより多くの円が必要=円の価値が下がったことになるので、これを円安といいます。
FXは通貨の値動きが円高になるか、円安になるかを予想し取引をすることによって利益を生み出します。
円高のときはドルを買う、円安の時はドルを売る、と覚えておくと良いでしょう。
FXで利益がでる仕組みとは?3つの方法を紹介
FXで利益がでる仕組みは3つあります。
- 安く買って高く売る
- 高く売って安く買う
- スワップポイント
①安く買って高く売る
つまり値上がりする(チャートが右上にのびる)と思ったら買い→売りの順番で売買を行うと利益がでます。
②高く売って安く買う
後日買い戻すことを約束に手元にない通貨を売ることができます。表を例にすると1ドルを110円で売ったとします。その後1ドルが90円になったタイミングで買い戻すと、20円の利益を得ることができます。
つまり値下がりする(チャートが右下にのびる)と思ったら売り→買いの順番で売買を行うと利益がでます。
③スワップポイント
FXでは2つの国の通貨を交換する際に金利も交換しています。
表を例にすると南アフリカランドで受け取る金利がある一方、円の金利を払う必要があります。
このランドと円の金利差をスワップポイントといいます。
ランドを買い円を売らずに保有していると、このスワップポイントを金利として毎日受け取ることができます。
では実際のどれぐらいの金額を受け取ることができるのでしょうか。
1ランド=7円で1万ランド買った場合のスワップポイントは下記のとおりです。
7円×1万通貨×3.6%÷365日=6.9041…≒約7円
1日あたり約7円もらえることになります。
高金利通貨はどれ?
スワップポイントで利益を得るためには、どの通貨を買えばいいのか解説します。
低金利の日本からするとほとんどの国は高金利になりますが、中でも一般的に高金利といわれているのが下記の5通貨です。
- オーストラリアドル
- ニュージーランドドル
- メキシコペソ
- トルコリラ
- 南アフリカランド
ただし高金利通貨を売って低金利通貨を買わずに保有している場合は、スワップポイントを支払うことになります。
とくに南アフリカランドやトルコリラなどの新興国通貨は値動きが激しいため、金利が大幅に下がる可能性もあるため買ったまま放置しないよう注意しましょう。
FXで覚えておきたい用語とは?3つを簡単に解説
FX取引でよく使われる用語の解説をしていきます。
ポジション
新しく買い注文・売り注文をしてから決済するまでの状態をポジション、または建玉(たてぎょく)といいます。
ポジションをもつ・ポジションを建てるという表現を使うことが多いので、ぜひ覚えておきましょう。
含み損益
ポジションをもった状態では決済をしていないため、利益・損失は確定していません。
この確定していない状態の利益を含み益、損失を含み損、まとめて含み損益といいます。
損切り
レートが自分の予想と反対の動きをした際にでる損失を確定する決済のことです。
FXでは早めの損切で損失の拡大を防ぐことが大切です。
スプレッド・レバレッジとは?FXでの仕組みを解説!
FXにはスプレッド・レバレッジ・ロスカットなど独自の仕組みが多くあります。
それぞれの意味と、実際にいくらからFXを始めることができるのかを解説します。
スプレッドは取引コスト
その際売値をBid、買値をAsk、売値と買値の差をスプレッドと呼びます。
スプレッドは証券会社に支払うため、実質の取引コストとなります。
たとえば1ドル=109.515円のときにドルを買い、値動きしないうちに売ったとします。
通常であれば同じ値段で売ったので利益・損失ともに0のはずです。
しかしこのスプレッドがあるために売るときは1ドル=109.519円となり0.004円の損失となります。
スプレッドはごく小さい値ですが、取引する通貨量が多ければ多いほど取引コストも大きくなります。
そのためできるだけスプレッドが小さい証券会社を選ぶことがおすすめです。
少額資金で取引ができるレバレッジ
レバレッジとは預けた証拠金の何倍もの金額の取引ができる仕組みで、最大25倍までかけることができます。
例えば1ドル=100円のとき、1万通貨の購入には100万円が必要です。
しかしレバレッジを25倍にすると100万円÷25=4万円で、4万円の証拠金で取引が可能になります。
レバレッジは少額のお金で大きな金額の取引ができることがメリットです。
しかし損失をだしたときの支払う金額が大きくなる可能性があります。
レバレッジは高くても5倍程度に抑え、証拠金に余裕をもった取引を行いましょう。
またFXで大きな損失を防ぐために下記のロスカットという仕組みがあります。
資金を守るロスカット
ロスカットとは損失が一定の水準に達した時に、強制的に通貨が決済される仕組みです。
ロスカットには証拠金維持率が関わります。
証拠金維持率とはロスカットまでどのくらい持ちこたえられるのかを数値化したもので、数値が高ければ高いほど安全です。
証拠金維持率の計算には有効証拠金の値が必要です。
有効証拠金とは証拠金と含み損益を合わせた金額を指します。
例えば5万円の証拠金があり、1万円の利益がでている場合有効証拠金は6万円となります。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
では実際に証拠金維持率を計算してみます。
例えば
・レバレッジ25倍
・有効証拠金5万円
・必要証拠金4万円
1ドル=100円で1万通貨の取引を行う場合
有効証拠金(5万円)÷必要証拠金(4万円)×100=125
証拠金維持率は125%となります。
ロスカットの数値は各社によって異なりますが、50%~70%が一般的です。
また証拠金維持率が100%を下回ると、証拠金の追加が必要な場合があります。
この追加の証拠金のことを追証(おいしょう)と呼びます。
FX会社によっては追証を払えない場合、その時点で強制的に決済されてしまうことがあるため注意してください。
ロスカットがあることによって大幅な損失は避けることができますが、証拠金が多ければ多いほど取引を続けることができます。
証拠金に余裕をもつことが大切です。
FXを始めるのにはいくら必要?
各証券会社には最低取引通貨数が決められています。
1万通貨が一般的ですが、中にはSBI FXトレードなど1通貨から取引ができる証券会社もあります。
取引通貨数が少ないと万が一の損失金額も小さくなりますが、同時に利益がでたときの金額も小さくなります。
例えば1ドル=100円で買った通貨を1ドル=100.5円で売るとき
1万通貨 → 5,000円の利益
1,000通貨 → 500円の利益
初心者の方はまずデモ取引で操作性を確認した後、1万通貨で取引することがおすすめです。
資金に不安のある方は比較的低額で買える下記の通貨ペアがあります。
レバレッジも利用しながら無理のない範囲で取引しましょう。
1万通貨買った時の必要証拠金目安
※2021年9月29日現在
レバレッジなし | レバレッジ2倍 | |
NZドル/円 | 78万 | 39万 |
トルコリラ/円 | 12万 | 6万 |
南ア/円 | 7万 | 4万 |
ペソ/円 | 4万 | 2万 |
FX初心者でもまずは口座開設から始めてみよう!
FXは一見難しく感じられるかもしれませんが、誰でも最初は初心者です。
まずは口座開設から始め、一歩一歩勉強を重ねて少額から利益を出すことを目指しましょう。