FXの練習方法は?デモトレードにおすすめのアプリや注意点を紹介

これからFXを始めたい初心者にとって、FXの練習は、取引への理解を深めることに役立ちます。慣れない取引を不安な気持ちで始める前に、練習を通じて取引のルールやコツをつかむことで、本番でも利益をねらいやすくなります。

この記事では、FXを練習する方法や、代表的な練習方法であるデモトレードのメリットデメリット、FXの練習におすすめのデモトレード口座を紹介します。

FXのおすすめの練習方法は?


FXの練習をするのにおすすめの方法は、次の3つです。

練習用アプリや本

FXの練習用アプリや本を利用して練習する方法があります。

例えば、FXなびは気軽にFX取引を練習できるスマートフォンアプリです。リアルタイムのレートで売り買いできるほか、初心者向けコンテンツで知識の習得もできます。個別サポートチャットでFXに関する疑問を相談できるのも特徴となっています。

かるFXも、遊びながらFXのコツがわかるスマートフォンアプリです。ゲーム感覚でレベルアップしながら、取引や相場の予測を行います。FXを学べるコミュニティが用意されていて、ユーザーと交流できる点も優秀です。

本でFXを学びたい人には、FX練習帳がおすすめ。取引に必要な知識を、ドリル形式の問題を解くことで身につけることができます。

デモトレードで練習する

デモトレードとは、FX取引を疑似体験できるサービスのことです。仮想のお金を資金として使用するため、費用はかかりません。無料で自由にFX取引の練習ができます。

デモトレードを始めるには、デモトレードを提供しているFX会社でデモ口座を開設します。デモ口座の開設は、簡単な項目を入力するだけでできるので手軽です。

基本的に、デモトレードでは本番とほぼ同じ環境で取引を行います。このため、FX取引の流れに慣れるのに最適で、本番での取引へとスムーズに移行できます。

FXの上達には欠かせない実践的な取引経験を積めるため、初心者に効果的な練習方法です。これからFXをはじめる人や、まだ自分のスタイルが定まらない人に最適です。

少額取引で運用しながら練習する

FXは、最初から実際の口座で取引を始めることも可能です。実際の口座を使った練習方法に、少額取引があります。

少額取引とはその名の通り、少ない金額で行う取引を指します。FXでは、売り買いする際の最低数量(最小取引単位)が決まっているため、少額取引を行いたければ最小単位から取引するとよいでしょう。

最小取引単位は、証券会社と通貨ペア(FX取引で売買する2カ国の通貨の組み合わせ)によって異なり、10,000通貨が一般的です。しかし最近は、1~1,000通貨から取引できる口座も増えています。

最小取引単位が小さいほど、必要な保証金は少なく済み、損失も少なくなります。その分利益額も少なくなりますが、練習として少額取引を行うなら、最小取引単位が小さい証券会社を選ぶのがおすすめです。

少額取引は、実際のお金を自分で負担するため、少額といっても緊張感があります。緊張感から真剣に取り組むことで、人によってはデモトレードよりも上達が早い場合もあります。

しかし、実際の資金を損失する不安からなかなか取引を積極的に行えなかったり、少額のつもりが大金を注ぎ込んでしまったりというデメリットもあるので注意が必要です。

少額取引できるFX会社は次の記事で紹介しています。

デモトレードでFXを練習するメリットとデメリット

これからFXを始めるにあたってデモトレードを活用するメリットは多くあります。投資初心者がデモトレードから始めるメリットとデメリットを紹介します。

FXの練習にデモトレードを活用するメリット

無料で試せる

デモトレード最大のメリットは、無料でFXを試せる点です。通常FXを始めるには、ある程度まとまった資金が必要になります。

FXの場合は、レバレッジを最大25倍まで効かせることができるので、米ドル円の取引を行う場合、必要最低証拠金として約40,000円あれば取引を始めることはできます。ただし、レバレッジを効かせるほどリスクは高くなるため、実際にはより多くの資金を入れて取引することになります。

これに対してデモトレードでは、手元に資金がなくても始めることができます。口座開設費用はもちろん、利用料などもかからないので、自己資金を全く削らずに参加することが可能です。

損失がでない

デモトレードでは、自分のお金ではなく仮想資金を使って取引を行うので、仮に取引で損失が生じても痛手を負うことは一切なく、ノーリスクでFXの練習をすることが可能です。

このため、失敗を恐れずに様々な方法を試すことができます。自己資金ならば怖くて試せない方法にも思い切ってチャレンジすることができるので、今後の運用方針を決める上でも参考になります。

取引ツールを事前に試せる

FX会社が提供しているデモトレード口座の場合、実際の取引ツールとまったく同じ機能のデモトレード口座を使用できる場合もあります。

ツールの機能性は取引を左右するポイントでもあるので、事前に使用してみることで、自分にあった取引ツールを見つけられるのは大きなメリットといえるでしょう。

デモトレードアプリを提供しているFX会社の中には、デモトレードを活用したコンテストを実施している会社もあります。

デモトレードのコンテストでは、いくら増やすことができるかを競う場合が多いです。入賞した場合には賞金やポイントをもらうことができる場合もあるので、練習しながら入賞を目指してみるのもおすすめです。

FXの練習にデモトレードを活用するデメリット

緊張感に欠ける

デモトレードは、自分の資金を使わないため緊張感に欠けるというデメリットがあります。仮に損失が出ても自分が痛手を負うことはないため、損切りや資金管理の感覚は完全には身につきづらいです。

いざ自己資金でFXを始めた際に、デモトレードと同じ感覚で取引を行ってしまうと、大きな損失を招いてしまう可能性もあります。デモトレードとはいえ、取引ルールを決める、本番を意識する、期限を設ける、などを意識して取引しましょう。

実際の取引ツールと違うことがある

実際にFX取引に使用するツールと全く同じではない場合があるのも、デモトレードの注意点です。デモトレードと本番で同じツールを用意している証券会社もある一方で、別のツールを用意していたり、一部の機能が使えなかったりする証券会社もあります。

せっかくデモトレードで経験を積み、ツールに慣れたとしても、本番でツールが変わってしまえば同じ感覚で取引をすることは困難。デモトレードと同じ感覚で取引を続けたいと考えている場合には、実際のツールとデモの違いが少ない証券会社を選ぶと良いでしょう。

デモトレード口座は利用期限がある場合もあるので、長期的に練習したい場合は、期限も事前にチェックしておきましょう。